初めてゴルフ場に行く日。少し緊張しつつも、「どんな一日になるのだろう」と期待が膨らみます。
ゴルフは流れやマナーが独特で、最初のうちは戸惑うこともあります。
でも、当日の動きをあらかじめイメージしておけば大丈夫。
落ち着いて行動できるようになり、プレーをより楽しめるはずです。
この記事では、初めてゴルフ場を訪れる方のために、予約からプレー後までの一日の流れをわかりやすくご紹介します。
ゴルフ場の予約はどこで?
初めての方におすすめなのは、インターネット予約サイトを使う方法です。
代表的なサイトには「楽天GORA」や「じゃらんゴルフ」「GDO(ゴルフダイジェスト・オンライン)」などがあります。
予約時には、次のポイントを意識するとスムーズです。
- 「初心者歓迎」や「セルフプレー可」と書かれたコースを選ぶ
- 「昼食付きプラン」だと当日の支払いも楽
- 「練習場併設コース」なら、早めに到着して打ちっぱなしも可能
スタート時間は8時〜9時頃が理想的です。朝の時間帯ならコースが比較的空いており、焦らず進行できます。

当日のスケジュール例(18ホール・セルフプレー)
| 時間 | 内容 |
| 7:30 | ゴルフ場に到着(スタート1時間前が目安) |
| 7:35 | ゴルフバッグをクラブハウス前でスタッフに預ける |
| 7:40 | フロントで受付・精算方法を確認 |
| 7:50 | ロッカーで着替え・準備 |
| 8:15 | 練習場やパター練習グリーンで軽く体を慣らす |
| 8:30 | カートへ移動、スタートホールへ向かう |
| 8:45 | 前半9ホールスタート(約2時間) |
| 10:45 | 昼食休憩(約40〜60分) |
| 11:45 | 後半9ホールスタート(約2時間) |
| 13:45 | ラウンド終了、スコア提出 |
| 14:00 | ロッカー・お風呂でリフレッシュ |
| 15:00 | 帰路へ |
1ラウンド(18ホール)は、前半・後半それぞれ約2時間、全体でおよそ5時間ほど。
午前スタートなら、午後にはすっきりとした達成感とともに終えられます。
到着したらまずどうする?
ゴルフ場に到着したら、まずはクラブハウス前でゴルフバッグをスタッフに預けましょう。
バッグはスタッフが自動カートに積んでくれるため、自分で運ぶ必要はありません。
その際に、自分のゴルフバックだと分かるようにネームタグを付けておくとスムーズです。
また、このとき「番号札(バッグタグ)」を受け取るので、プレー後に返却できるようなくさないよう注意します。
続いてフロントで受付を行い、スタート時間・カート番号・ロッカーキーを受け取ります。
支払いは「プレー前清算」か「プレー後清算」のどちらか。ゴルフ場によって異なるため、受付時に確認しておくと安心です。
レンタルでプレーする場合
初心者の方は、最初からクラブやシューズを揃えなくても大丈夫です。
多くのゴルフ場では、クラブセットやシューズのレンタルサービスを行っています。
レンタルを利用する場合は、予約時または前日までに「クラブレンタル希望」と伝えておきましょう。
当日、受付またはプロショップで手続きをすればOKです。ただし、数に限りがあるため、人気の時間帯は事前予約が安心です。
自分のグローブや帽子など、直接身につけるものだけは持参するのがおすすめです。
スタート前の準備と心構え
着替えを済ませたら、スタートまで少し時間があります。
この時間を使って、練習場で軽くスイングしたり、パターグリーンで感触を確かめると良いでしょう。
初めてのラウンドでは、緊張から力が入りやすいもの。体をほぐし、リラックスして臨むことが大切です。また、セルフプレーでは自分たちでカートを操作します。
出発前に、スタートホール・進行ルート・コース案内の見方をマスター室で確認しておきましょう。
わからないことは遠慮なくスタッフに尋ねてOKです。
ランチタイムの過ごし方
前半9ホールを終えると、クラブハウス内のレストランで昼食休憩となります。
休憩時間はおよそ40〜60分。
プランに「昼食付き」とある場合は、メニューの中から好きな料理を選べます。
季節によって、カレー・パスタ・ステーキ・冷やし麺などが人気です。
ランチ後は、後半のスタート時間を確認し、5〜10分前にはカートへ戻るようにしましょう。
時間にゆとりを持つことで、後半も気持ちよくプレーできます。
プレイ中に気をつけたいポイント
セルフプレーでは、キャディさんが同行しないため、進行やマナーは自分たちで意識する必要があります。
初心者のうちはスコアよりも「丁寧なプレー」と「周囲への配慮」を大切にしましょう。
- 前の組に遅れないよう、テンポ良く進行する
- 他のプレーヤーのショット中は静かに待つ
- 芝を削ったらディボット跡を直す
- バンカーでは足跡をならす
- カートは指定のルートを走行し、芝の上には乗り入れない
- 同伴者への「お願いします」「ナイスショット」「ありがとうございます」を忘れずに
これらを意識するだけで、初めてでも安心してプレーできます。
ラウンド後の過ごし方
後半の9ホールを終えたら、クラブハウスへ戻ります。
まずはフロントまたは自動精算機で会計を済ませ、番号札を提示してゴルフバッグを受け取ります。その後はロッカーで着替え、お風呂やシャワーで汗を流しましょう。
湯船に浸かって体をほぐしながら、今日のプレーを静かに振り返る時間もまた、ゴルフの楽しみの一つです。
まとめ 〜初めてのゴルフを穏やかに楽しむ〜
初めてのゴルフラウンドは、最初こそ戸惑うことがあるかもしれません。
けれど、流れを理解しておけば大丈夫。
慌てず、落ち着いて行動するだけで、周囲との調和が生まれ、ゴルフそのものを楽しめます。
ゴルフは、自然の中で自分と向き合う時間でもあります。
澄んだ空気、芝の香り、ボールを打つ音——。
その一つひとつが、日常では味わえない心地よさを運んでくれます。焦らず、自分のペースで。
初めての一日が、あなたにとって「また来たい」と思える素敵な時間になりますように。

